隣の席の佐竹くんには…
女の子は眉間をよせてキッと目に力を入れた。

「昨日も同じ目的で来た方がいました」

「そ、そう…」

「甲高い声で佐竹さんを呼ぶ声がうるさくて迷惑でした。ご本人も相当迷惑そうでしたし?」

「「……」」

「佐竹さん目的であるのなら帰っていただけますか?練習の邪魔になるだけですので」

そう言って女の子は顔をツンと反らした。

その態度に唖然と立ち尽くす。
何も言い返せない。
女の子の言ってることが想像できたから。

…やっぱり迷惑になるよね。

ちょっと積極的になれたかなって思ってたけど…
やっぱり来なければ良かった。

しかし、七恵は女の子に対して敵意剥き出しの顔をしている。

ちょ、その顔やめなさい。
来たこっちが悪いんだから。

「ごめんね」と一言残し、七恵の腕を引っ張る。

クルッと踵を返してそそくさと帰ろうとした時、

「梅沢さん、桜井さん」

名前を呼ぶ声にドキッとした。

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