隣の席の佐竹くんには…
佐竹君は「はぁ…」と喉の奥から吐き出すようにため息をつく。
倒れ込むように席に座った佐竹君の目からは気力が消えていた。
「誰一人として聞く耳持たない。訳のわからない解釈されちゃうし。言葉が全く通じない…」
「大変だね…」
「何これ、新手の嫌がらせなの?もしかしてオレ、無意識に外国語で話してる?…あ、オレ外国語しゃべれない」
「「「……」」」
佐竹君が壊れてきた。
窓の外へ、死んだような目を向けて「…鳥になりたい」とポツンと呟いた。
「大分追い詰められてんな…」
苦笑するライト。
そして、追い討ちをかけるかのように…
「「さっくーん!」」
と、ドアのところから女子数名が現れた。
佐竹君は化け物を見るかのように青ざめた。
このままじゃ、さすがにかわいそうだ。