隣の席の佐竹くんには…
「オレらも明日、一年に勝てば優勝できるんだ。優勝したら購買無料券もらえるから頑張ろうね」

七恵と同じこと言ってる…。

みんなそんなに無料券ほしいの?

正直、無料券には惹かれないけれど…

「ん。頑張ろう」

楽しそうな佐竹君の顔見たら、頑張らないわけにはいかない。

胸元で小さく拳を作って佐竹君にみせた。

佐竹君にドキドキしてる横で、七恵は辺りをキョロキョロと気にしている。

その意味を察知して、七恵の代弁をする。

「そういえば、ライトは?」

「ライトは今、保健室で休んでるよ」

その言葉に「えっ!?」と、弾かれるように反応する七恵。

「ライト君どうしたの!?」

「試合中にちょっと体調が…」

「悪くなったの?ヤバいじゃん!」

「でも…あっ」

七恵は佐竹君の話を最後まで聞かずに、一目散に走っていってしまった。

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