隣の席の佐竹くんには…
女子たちの試合を最後まで観られず、心配な気持ちを抱えたまま体育館へと移動する。
決勝戦は一年生クラスと対戦。
わぁー!と、体育館は声援でいっぱいになっている。
五人ずつコートへ出たところで、見覚えのある男子に目が止まった。
向こうも気づいたようで、人懐こそうな顔で「あー!」と指差してくる。
「そういや対戦相手、イケメン先輩のクラスだったんだ!やば!気合い入れなきゃー!」
たしか、名前は土屋輝。
梅沢さんに好意を寄せている人物。
「その…、イケメン先輩ってやめてくれない?恥ずかしいから」
「イケメンなのに贅沢っすねー。名前なんでしたっけ?」
「佐竹」
「佐竹先輩!よろしくっす!」
差し出してきた土屋の手を握る。
悪いヤツじゃないと思う。
むしろ、素直で良いヤツだ。
だけど…
(なんか、好きになれない…気がする…)
そう思ってしまう自分の小ささに、モヤッとしたものが募る。
決勝戦は一年生クラスと対戦。
わぁー!と、体育館は声援でいっぱいになっている。
五人ずつコートへ出たところで、見覚えのある男子に目が止まった。
向こうも気づいたようで、人懐こそうな顔で「あー!」と指差してくる。
「そういや対戦相手、イケメン先輩のクラスだったんだ!やば!気合い入れなきゃー!」
たしか、名前は土屋輝。
梅沢さんに好意を寄せている人物。
「その…、イケメン先輩ってやめてくれない?恥ずかしいから」
「イケメンなのに贅沢っすねー。名前なんでしたっけ?」
「佐竹」
「佐竹先輩!よろしくっす!」
差し出してきた土屋の手を握る。
悪いヤツじゃないと思う。
むしろ、素直で良いヤツだ。
だけど…
(なんか、好きになれない…気がする…)
そう思ってしまう自分の小ささに、モヤッとしたものが募る。