隣の席の佐竹くんには…

第16章 恋の分岐点

体育館で待機中。

「このクラス成績良さそうだね」

「三位までは確実でしょー!」

それぞれ大会の結果の予想で盛り上がっていた。

優勝の行方も気になるところだけど、それ以上に自分のことで頭がいっぱいになっていた。

あと少しで終わる…。
これが終わったら佐竹君に…

徐々にその時が近づいてくる感覚に、胸の鼓動も連動する。

どのタイミングで佐竹君に声をかければいいかな…?
かけるタイミングあるかな?

…あ!

告白するって決めたんだから、気合い入れるためにメイクすれば良かったのでは?

せっかく、可愛いって言ってもらえたのに。

その武装をしないで、挑むなんて計画性がなさすぎる。
時計に目をやる。


……それにしても七恵、まだ来ないな。

かれこれ10分は経ってるけど…

メイクでも直してるのかな…?

梳くように手で髪の毛を触る。

せめて、私も髪型と顔の様子だけでもチェックしてこようかな…

見たところで何も変わらないと思うけど。

それでも、これは気持ちの問題。


そう思い立ってトイレへ向かった。
< 182 / 307 >

この作品をシェア

pagetop