隣の席の佐竹くんには…
♢♢♢


…数分後。

身だしなみチェックしに行ったのはいいけど、特に変わらなかった。

まぁ、以前の自分より自分に意識が向いてきてるってことで。

それはそうと…

…七恵、トイレにいなかったな。

どこ行ったんだろう?
すれ違った?

体育館へ戻ってみたけど、七恵の姿はまだない。


………あれ?

佐竹君とライトもいない…

みんな、どこ行ったんだろう?

気になりながらも、仕方なく腰を下ろす。

少しして、両方の鼻の穴にティッシュを詰め込んだ杉本君が歩いてくるのが目に止まった。

「…杉本君、何したの?」

「クシャミしたら鼻血出た。さっきまで右穴だけだったのに」

「変なことでも考えてたんじゃないの?」

「はは、梅沢まで!さっき、佐竹にも同じこと言われたわー!」

鼻声で笑う杉本君の言葉に、なんとなく恥ずかしくなった。

そんなやり取りをしているところで、

「えー。得点の集計が終わりましたので、これから成績を発表します」

体育館に先生の声が響く。

あ、始まっちゃった。

三人まだ来てないのに…

一体なにがあったんだろう…


なんとなく、胸騒ぎがする。
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