隣の席の佐竹くんには…
「私の噂…信じなかったの?」

「人の噂なんかより、オレが知ってる桜井のほうを信じたかったから」

言葉の代わりに涙が溢れてくる。

「だから…さっきの言葉も信じてるんだけど」

「……?」

「オレだけ好きだって」

「!!」

ボワッと顔が赤くなる。

「オレのことだけキープしてるんでしょ?」

「あっ!キープっていう言い方はちょっと違くて…!その…ごめんなさい!」

慌てふためく姿に、「わかってるよ」と、ライト君は笑った。

ライト君に掴まれた手首が、少しだけ前に引かれる。

「桜井……」

一度、言葉を飲み込んだ。

「好き」

「っ…」

「周りのやつがなにか言ってきても、二人で堂々と笑っていようよ」

「…うん…」

「…オレと付き合ってくれる?」

頬を赤く染めたライト君の目を見ると、笑みが溢れた。


「はい…」


返事を返すと、二人で笑いあった。

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