隣の席の佐竹くんには…
第17章 魔物と契約
■松野side◾️
…数分前に遡る。
教室から飛び出て行く桜井の姿を、淡々とした様子で見送る松野。
……これで、排除完了ですね。
さぁ、環境は整いました。
まさか、こんなに上手くいくとは思いもしなかった。
(この間、軽部さんに話しておいてよかった…)
クスッと心の中で笑うと、数日前の出来事を振り返る——…
『佐竹先輩の彼女って、あの先輩っぽくない?』
そう言って、クラスメイトの軽部さんが、廊下の窓から顔を出して指さした。
軽部さんの指さす方向へ、瞬時に視線を向ける。
その先には、桜井先輩。
ギリッと、奥歯を噛み締める。
『あぁ、桜井先輩ね。佐竹先輩と話してる姿、よく見かけるよね』
『あの人美人だしさ。なんか納得かもー』
この会話、不愉快極まりない。
桜井先輩が彼女って…。
そんなわけないのに、この子たちは…
はぁ…と、呆れたようにため息をつく。
さすがに、黙っていられない。
『あのかたは、佐竹さんの彼女ではないですよ』
『え?もしかして、松野さん知ってたりするの?』
『え、まぁ…知ってはいますね』
『えっ!?誰だれ?』
『そっか!松野さん部活一緒だもんねー。色々事情を知ってるってわけかぁ』
その言葉に、その場にいた女子二人のテンションが上がる。
『あっ…でも、佐竹さんに内緒と言われているので彼女の名前は言えないんですけど。ただー…』
スッと視線を横に落としながら、二人に少し顔を近づける。
…数分前に遡る。
教室から飛び出て行く桜井の姿を、淡々とした様子で見送る松野。
……これで、排除完了ですね。
さぁ、環境は整いました。
まさか、こんなに上手くいくとは思いもしなかった。
(この間、軽部さんに話しておいてよかった…)
クスッと心の中で笑うと、数日前の出来事を振り返る——…
『佐竹先輩の彼女って、あの先輩っぽくない?』
そう言って、クラスメイトの軽部さんが、廊下の窓から顔を出して指さした。
軽部さんの指さす方向へ、瞬時に視線を向ける。
その先には、桜井先輩。
ギリッと、奥歯を噛み締める。
『あぁ、桜井先輩ね。佐竹先輩と話してる姿、よく見かけるよね』
『あの人美人だしさ。なんか納得かもー』
この会話、不愉快極まりない。
桜井先輩が彼女って…。
そんなわけないのに、この子たちは…
はぁ…と、呆れたようにため息をつく。
さすがに、黙っていられない。
『あのかたは、佐竹さんの彼女ではないですよ』
『え?もしかして、松野さん知ってたりするの?』
『え、まぁ…知ってはいますね』
『えっ!?誰だれ?』
『そっか!松野さん部活一緒だもんねー。色々事情を知ってるってわけかぁ』
その言葉に、その場にいた女子二人のテンションが上がる。
『あっ…でも、佐竹さんに内緒と言われているので彼女の名前は言えないんですけど。ただー…』
スッと視線を横に落としながら、二人に少し顔を近づける。