隣の席の佐竹くんには…
♢♢♢


表彰式も終わり、教室へと移動した。

「総合優勝おめでとーーーう!!」
「みんなお疲れ様ー!」

HRが終わった後でも教室内は、歓喜で盛り上がっていた。

結局、表彰式には三人は戻ってこなかった。

せっかく優勝したのに…
七恵と喜びたかったのにな…

どこに行っちゃったんだろう。

「ねぇ、杉本君。七恵どこに行ったか知ってる?」

教室を出ようとしていた杉本君に聞くと、

「あぁ、桜井なら…」

なにかを思い出したような反応をした時、

「あー!やっぱ間に合わなかったかぁ」

ライトが教室入ってきて、その後ろには七恵の姿があった。

目が合うなり、七恵が駆け寄ってくる。

「七恵、どこ行ってたの?」

「えと…ちょっと…色々あって…」

そう言葉を濁してから、七恵は頬を赤くして耳打ちしてきた。

「ライト君と付き合うことになった」

「えっ!!ホント!?」

驚きの声に七恵は、コクコクと嬉しそうに首を縦に振る。


…そっかぁ。

七恵とライト、彼氏彼女になったのかぁ。


自分のことじゃないのに、すごく嬉しい。


< 212 / 319 >

この作品をシェア

pagetop