隣の席の佐竹くんには…
♢♢♢


それから、七恵とは一日おきにお昼休みを過ごすようになった。

気を遣われる事で、七恵とライトの時間を奪ってしまっている気がしてたから、正直ホッとしている。

邪魔者にはなりたくないからね…。

今日は一人、購買でちくわパンを買いに向かう。

売り場に集まる人だかりの中を、必死で順番を待っていると、

「あ。ミャーちゃん!」

「土屋君…」

相変わらず、元気な子。

「ミャーちゃんも何か買うの?」

「お弁当持ってこなかったから、今日はちくわパン買おうかなと思って」

「え!ミャーちゃん、ちくわパン好きなの?オレも、あれめっちゃ好きなんだよねー」

「そうなんだ。美味しいよね」

「知ってる?あれ、たまにチーズ入ってる時あんの」

「えっ!?そうなの?」

知らないレア情報に思わず驚くと、土屋君はニコニコと嬉しげに笑う。

「この人だかり大変でしょ。オレ、ミャーちゃんの分も買ってくるね」

「えっ。いいよ、大丈夫だよ」

「いいのいいの。待ってて!」

そう言って、土屋君は颯爽と人だかりの中へ入っていった。
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