隣の席の佐竹くんには…
「…呪縛感出てるでしょ?」

みんなに顔を向け、決め台詞のように言うと、ドッと笑いが起こる。

「マジか、梅沢!さすが図太い女代表!」

「梅沢さん、大胆すぎるよ!!」

これをきっかけに、杉本君と石川さんも筆を取るなり、同じように赤い絵の具を上から垂らし始めた。

「ほら、佐竹君もやろう」

そう言って、立ち尽くしている佐竹君の手を引く。

「…ごめん。ありがとう、梅沢さん」

少し照れたように答える佐竹君に、言葉の代わりに笑みを返す。


みんなで赤い絵の具を垂らしあって、笑って。

側から見たら異常行為に見えかねないけれど。


それでも、解放感があって楽しくなった。

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