隣の席の佐竹くんには…
♦︎佐竹side♦︎
「この衣装どうですか?魔物をコンセプトにしたらという佐竹さんの案で、この衣装に決めました!」
フリフリの衣装を揺らしながら、松野さんが嬉しそうに言った。
「これが魔物の衣装なの?」
「違いますよ!魔物の衣装は男子たちが着てるんです。女子は姫役ですよ」
「そうなんだ」
それにしても…派手な姫だな。
ある意味、戦闘能力高そうに見える。
松野さんのクラスに着くと、すぐに違和感を感じた。
「あれ…?他の子と衣装違う…?」
松野さん以外の女子たちは、スカートの裾に軽くフリルが付いた程度で、至ってシンプルな衣装。
松野さんは、少し照れた調子で言う。
「佐竹さんに見てもらいたくて…気合い入れちゃいました」
シンプルな衣装の女子に、派手な衣装の松野さんを交互に見る。
もはや、このクラスのボスにしか見えなかった。
自分の主張ばかりの松野さんに、ため息が出そうになる。
(……オレのこと、本当に何も見てないんだな)
その事実が、今はもう、ただただ虚しい。
「この衣装どうですか?魔物をコンセプトにしたらという佐竹さんの案で、この衣装に決めました!」
フリフリの衣装を揺らしながら、松野さんが嬉しそうに言った。
「これが魔物の衣装なの?」
「違いますよ!魔物の衣装は男子たちが着てるんです。女子は姫役ですよ」
「そうなんだ」
それにしても…派手な姫だな。
ある意味、戦闘能力高そうに見える。
松野さんのクラスに着くと、すぐに違和感を感じた。
「あれ…?他の子と衣装違う…?」
松野さん以外の女子たちは、スカートの裾に軽くフリルが付いた程度で、至ってシンプルな衣装。
松野さんは、少し照れた調子で言う。
「佐竹さんに見てもらいたくて…気合い入れちゃいました」
シンプルな衣装の女子に、派手な衣装の松野さんを交互に見る。
もはや、このクラスのボスにしか見えなかった。
自分の主張ばかりの松野さんに、ため息が出そうになる。
(……オレのこと、本当に何も見てないんだな)
その事実が、今はもう、ただただ虚しい。