隣の席の佐竹くんには…
♢♢♢


「ミャーちゃん、今休憩中?」

控室で一息ついていたところに、昨日と同じ格好をしたテルがひょっこり顔を出した。

「休憩中だよ。どうしたの?」

「手伝ってほしいことがあるんだけど、ちょっとだけ時間いい?」

「手伝ってほしい…って?」

「んー…とりあえず、ついて来てほしいな。着いたら説明するよ」

いつもの調子でニコニコしているテル。

(なんだろう…?)

七恵はライトと一緒に校内回ってるし、正直、今暇ではある。

断る理由もなくて、とりあえずテルについていくことにした。


「ミャーちゃん、文化祭楽しい?」

「うん。楽しいよ」

答えると、テルはヘラッと笑った。


他愛のない会話をしながら、ひとしきり校内を歩いているけど、テルの言う目的の場所に全く着く気配がない。


「ねぇ…、来てほしいってところってどこなの?」

流石に気になり聞いてみると、テルは自分の前で両手をパチン!と合わせる。

「ミャーちゃん、ごめん!嘘ついた」

「えっ?」

「来てほしいところっていうのは口実で、ミャーちゃんと一緒に回りたくて嘘ついた」

なんだと…!?

まんまと着いてきちゃったじゃん。
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