隣の席の佐竹くんには…
フラフラとした足取りで、言われるがままに写真部の展示場に向かう。
文化祭で写真なんか見たところで盛り上がるわけないのに…。
けど、思っていた以上に展示場には人だかりができていた。
入口付近に飾られた写真から、目を通していく。
校舎内から見える景色を撮った写真や、学校行事や校内での何気ない生徒たちの日常など、学校生活でしか味わえないその時だけの瞬間が数々収められていた。
(あっ……)
少し奥に進んでいったところで、一枚の写真に目が止まる。
その写真は、他の写真より一回り大きく現像されて飾られている。
一枚だけ大きいからとかではなく、写し出されていたそのものに目が離せなくなっていた。
それは球技大会の時の写真。
佐竹さんと梅沢先輩のハイタッチの瞬間だった。
心の底から笑っている、佐竹さんの顔。
見たことのない表情だった。
少なくとも、自分には一度も向けられたことのない笑顔。
(……これが…)
答えは、もう、見るまでもなく分かっていた気がした。
文化祭で写真なんか見たところで盛り上がるわけないのに…。
けど、思っていた以上に展示場には人だかりができていた。
入口付近に飾られた写真から、目を通していく。
校舎内から見える景色を撮った写真や、学校行事や校内での何気ない生徒たちの日常など、学校生活でしか味わえないその時だけの瞬間が数々収められていた。
(あっ……)
少し奥に進んでいったところで、一枚の写真に目が止まる。
その写真は、他の写真より一回り大きく現像されて飾られている。
一枚だけ大きいからとかではなく、写し出されていたそのものに目が離せなくなっていた。
それは球技大会の時の写真。
佐竹さんと梅沢先輩のハイタッチの瞬間だった。
心の底から笑っている、佐竹さんの顔。
見たことのない表情だった。
少なくとも、自分には一度も向けられたことのない笑顔。
(……これが…)
答えは、もう、見るまでもなく分かっていた気がした。