隣の席の佐竹くんには…
リナちゃんの言葉に、一瞬、時間が止まったような感覚が走った。
「ミツ君に振られてショックで、学校休んでた時。思い出の写真を見返そうとして…その時に手を滑らせて落としちゃって。写真の角が手首に当たって、少し傷ができただけ」
「……」
「手首に絆創膏貼ってたら、それをお母さんがリストカットだと勘違いして大騒ぎになっちゃったの。『そんなに辛かったの?』ってお母さんに聞かれた時に、ショックだった気持ちが溢れてきちゃって…」
「……」
「大泣きしているうちに、ミツ君にちゃんと話を聞いてもらえなかった事に段々、腹が立ってきて…。それで、私がそのまま否定しなかったから“自殺”ってことになっちゃったの…」
リナちゃんは、オレから視線を外して、苦しそうな顔を浮かべた。
「中学になって少しした頃に、ミツ君が変わっちゃったって噂で聞いた時に、あ…私のせいかもって思って。それからずっと気になって…後悔してた」
リナちゃんが、深く頭を下げる。
「私も…ごめんなさい」
言葉が、すぐには出てこなかった。
何年も抱えてきた重さが、音を立てて崩れていくような感覚だった。
それと同時に、心の奥深くから、当時の気持ちが蘇ってくる。
……そっか。
違ったんだ……
「……無事で、よかった」
それだけを、絞り出すように言った。
「ミツ君に振られてショックで、学校休んでた時。思い出の写真を見返そうとして…その時に手を滑らせて落としちゃって。写真の角が手首に当たって、少し傷ができただけ」
「……」
「手首に絆創膏貼ってたら、それをお母さんがリストカットだと勘違いして大騒ぎになっちゃったの。『そんなに辛かったの?』ってお母さんに聞かれた時に、ショックだった気持ちが溢れてきちゃって…」
「……」
「大泣きしているうちに、ミツ君にちゃんと話を聞いてもらえなかった事に段々、腹が立ってきて…。それで、私がそのまま否定しなかったから“自殺”ってことになっちゃったの…」
リナちゃんは、オレから視線を外して、苦しそうな顔を浮かべた。
「中学になって少しした頃に、ミツ君が変わっちゃったって噂で聞いた時に、あ…私のせいかもって思って。それからずっと気になって…後悔してた」
リナちゃんが、深く頭を下げる。
「私も…ごめんなさい」
言葉が、すぐには出てこなかった。
何年も抱えてきた重さが、音を立てて崩れていくような感覚だった。
それと同時に、心の奥深くから、当時の気持ちが蘇ってくる。
……そっか。
違ったんだ……
「……無事で、よかった」
それだけを、絞り出すように言った。