隣の席の佐竹くんには…
七恵のテンションにライトは笑うと、佐竹の肩をポンと叩いた。

「解決したっぽいな。良かったじゃん」

「ありがとう、ライト。あと……色々、ごめん」

「ホントにな。また一人で抱え込みやがって。なんのためにオレがいると思ってんの?」

はぁー…と、呆れた声を出してから、ライトは笑う。

「まぁ、感情ダダ漏れてるミツ、初めて見れて面白いからいいけど」

「ライト、オレが梅沢さん好きってこと気づいてたの?」

「ミツがぶっ倒れた時、梅沢の名前呼びながらうなされてたしな」

「マジか…」

「その時から、感情の歯止めが効かなくなってきてたんだろうな」

佐竹は、カァッと赤くなる顔を手のひらで覆いながら下を向く。

「…ねぇ、これどうしたらいいの?梅沢さんのことになると、歯止めが効かなくなる…」

「ぶはっ!!!ちょっ…お前…笑わせないで!」

「笑いごとじゃないんだってば…」

「あー…あれだ。梅沢に手懐けられろ。あいつならできそうだし。……って、おい!なに『その手があったか!』みたいな顔してんだよ!冗談で返せよ!」

私は、興奮がおさまらない七恵にひとしきりハグをされ、佐竹君はライトと掛け合いしながら戯れあっていた。


そんな騒がしく楽しい声が、文化祭のざわめきの中に溶け込んでいった。


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