隣の席の佐竹くんには…
「言葉の重さに、ちゃんと気づけてるといいね…」

「土屋が言うには、今のところヤバそうな欲心は感じないって言ってたから、ちゃんと見つめ直してるのかなって思いたいんだけど…。暴走してた時の松野さん、本当にヤバかったから、まだ簡単には気を抜けないかな」

暴走モードの松野さんを思い出したのか、佐竹君はゾワッとした表情を浮かべた。

「心配しないで。もし、危害加えてきたら、ちゃんと対処するから」

「ダメ!刺激するのだけは絶対にしないで!土屋も、文化祭の時の松野さんはヤバかったって、あの目は人を殺めることができる目をしてたって、ビビってたくらいだから!」

ファイティングポーズを決めていた私の拳を、佐竹は必死な顔して引っ込めてきた。

相当、トラウマになってるらしい。

そんなに猟奇的な目してたの?

松野さんがそのモードになった時って、もしかして…私のことが絡んでた時だったりしたのかな?

やたら敵意向けられてたし…


……ん?
ちょっと待って。
テルも松野さんのヤバさに気づいてたって…

(文化祭の時、やたら私のことを引き止めようとしてたのって…)

もしかして、松野さんから遠ざけようとしてた?

(そういえば、身の安全を守るためとか言ってた気が……)

え、そういうこと…?

< 346 / 358 >

この作品をシェア

pagetop