隣の席の佐竹くんには…


流し込むようにミルクティーを飲んでいる間、

「……そっかぁ。梅沢さん、その時からオレのこと…」

数分前の感情が蘇ったのか、佐竹君の噛み締めるような呟きが聞こえた。

わぁー…!
もう、それ掘り返すのやめて!

照れを含みつつジロッと佐竹君を睨むと、彼はとろけそうなくらいの笑顔でこっちを見ていた。

…ぐっ。

(だから、その笑顔はやめて…)

佐竹君の笑顔を見ると、どうにも罪悪感が押し寄せてしまう……


少し俯いて、カップを持つ手にグッと、力を入れる。


「あ…あのね、佐竹君…」
「ん?」

私の顔を覗き込んでくる佐竹君に、視線は合わせずに言う。

「私…佐竹君に、言っておきたいことがあって…」

「なに?」

「佐竹君と一緒にいると、どうしても思っちゃうことがあるの。でも、これを言ったら佐竹君を傷つけちゃうのわかってるんだけど…。このまま、言わないでいるのも、なんか違う気がして…」


「……うん。いいよ、言って」


俯く私に、佐竹君は落ち着いたトーンで返す。


ふぅ…と、一度、呼吸を整えてから告げる。

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