隣の席の佐竹くんには…
放心状態でいるところに、ライトが目を見開き驚いた顔を作って見せてきた。

どことなく、わざとらしい。

「なるほどねーー!そういうことならしょうがねぇよな。ふーん、へぇーー!!」

ニヤニヤしてるライトの顔がムカつく。

この様子だと、私の気持ちに気づいていたんだ。

だから、佐竹君の過去を教えてくれたってことなのかな?

どうであれ、お得意のポーカーフェイスは、恋をしてしまうと使いものにならなくなるらしい。

「乙女になった私をどうぞよろしく」

言い訳しても無駄だと悟り、半ばやけくそに宣言した。

「おーおー!頑張れ乙女!」

「応援してるからね、梅!」

「桜井、二人で応援団でも結成しよーぜ」

「うんっ!!」

二人して楽しんでる。

応援団を結成したらしい二人は、何やら計画を立てて盛り上がり始めた。

あーもー。
なんかヤダ。


…でも、七恵ってば、ライトと普通に話せてる。

嬉しそうに話す七恵をみていたら、なんだかこっちまで嬉しくなってきて、まぁいいかと思えてきた。

最強の応援団で心強いかも、ね。


二人で会話が盛り上がり、完全に意識が外れたタイミングで、そっとその場から離れた。
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