目覚めたら、最推しの腕の中でした~1度終わった私の人生、もう一度恋をしました。~

第39話 もう妻には戻れない

夫から。

『子どもたちに話す前に、もう一度会いたい』

そう連絡が来てから。

二日後。

私は。

もう一度。

夫と向かい合っていた。

今度は。

星はいない。

二人だけ。

正確には。

一ノ瀬紗良の姿をした私と。

かつて。

高瀬美月の夫だった人。

静かな。

個室。

テーブルを挟んで。

夫は。

ずっと。

私を見ていた。

「……」

「……」

何を。

話せばいいんだろう。

前は。

子どもたちのこと。

今日あったこと。

家のこと。

そんな。

何でもない話を。

していた人。

なのに今は。

何から話せばいいのか。

分からない。

先に。

口を開いたのは。

夫だった。

「手紙」

「……うん」

「見た」

「そっか」

「青い封筒」

「うん」

「本当に」

夫が。

小さく息を吐く。

「まだあった」

私は。

少し笑った。

「捨てられなかったから」

「俺」

「捨てろって言ったよな」

「言った」

「あんな恥ずかしいやつ」

「だから取っといた」

「何でや」

その言い方。

懐かしい。

一瞬だけ。

昔に。

戻ったような気がした。

夫も。

同じことを思ったのか。

私を見て。

少しだけ。

目を細めた。

「……美月やな」

胸が。

きゅっとなる。

「うん」

「ほんまに」

何度も。

確かめるように。

夫は言った。

「美月なんやな」

「……うん」

夫が。

顔を覆った。

「意味分からん」

「私も」

「何で」

「うん」

「お前が」

顔を上げる。

「一ノ瀬紗良なんや」

「……分からない」

「ほんまに?」

「うん」

「嘘とか」

「ついてない」

「……」

「説明できるなら」

私は。

苦笑した。

「私が一番」

「説明してほしいよ」

夫は。

しばらく。

何も言わなかった。

◇◇◇

「美月」

「うん」

「一個」

夫が。

言いにくそうに。

視線を落とす。

「聞いていい?」

「うん」

「……帰ってくる気」

胸が。

止まりそうになった。

夫は。

続けた。

「ある?」

「……」

分かっていた。

いつか。

聞かれると。

でも。

実際に。

目の前で言われると。

思っていたより。

苦しかった。

「子どもらもおる」

「うん」

「星は」

少し。

笑う。

「もうお前がママやって」

「信じとる」

「……うん」

「他の子らも」

「もしかしたら」

「……」

夫が。

私を見る。

「家族」

言葉が。

止まる。

「また」

「戻れるんかなって」

その声に。

期待だけじゃない。

戸惑いも。

怖さも。

あった。

きっと。

この人自身も。

分からない。

亡くなった妻が。

別人の姿で戻ってきた。

だったら。

夫婦は。

元に戻るのか。

私は。

膝の上で。

手を握った。

逃げちゃいけない。

曖昧にしたら。

もっと。

傷つける。

「……戻れない」

夫の目が。

揺れた。

私は。

続けた。

「ごめん」

その言葉を。

口にして。

少し止まる。

また。

何でも。

謝ろうとしている。

私は。

首を振った。

「違う」

「……?」

「謝ることじゃないね」

一度。

息を吸う。

「私は」

「あなたの妻だった」

「うん」

「それは」

「今でも」

「なくしたくない」

夫の顔が。

少し。

歪む。

「あなたと結婚して」

「子どもたちが生まれて」

「楽しかったことも」

「いっぱいあった」

「……」

「喧嘩もした」

「いっぱい」

「嫌だったことも」

「寂しかったことも」

「……」

「でも」

私は。

夫を見る。

「全部」

「私の人生だった」

「……うん」

「だから」

「あなたとの時間を」

「間違いだったとは」

「思ってない」

夫が。

ゆっくり。

下を向いた。

「でも」

私は。

胸に手を当てる。

「もう」

「あなたの妻には」

「戻れない」

「……何で?」

低い声。

責めるというより。

確かめるような。

言葉だった。

私は。

少し迷った。

でも。

言う。

「私」

「今」

夫が。

顔を上げる。

「好きな人がいる」

「……」

静かになった。

夫の表情が。

止まる。

「……そっか」

それだけ。

でも。

声が。

明らかに。

変わった。

「事故のあと?」

「うん」

「その人」

「お前が美月やって」

「知っとる?」

「知ってる」

「……」

「最初から?」

「最初は」

私は。

少し苦笑する。

「信じてもらえなかった」

「そりゃそうやろ」

「うん」

「私もそう思う」

夫が。

少しだけ。

笑った。

でも。

すぐに。

真顔に戻る。

「その人」

「誰」

心臓が。

跳ねる。

まだ。

言わなくても。

いいのかもしれない。

陽向も。

一つずつでいいと。

言ってくれた。

でも。

ここまで。

ちゃんと。

区切りをつけるなら。

隠したくなかった。

「天城陽向」

「……」

夫が。

固まった。

「……誰?」

「ASTERの」

「いや」

夫が。

手を上げる。

「名前は知っとる」

「……」

「え?」

「お前」

「好きやったやつやん」

「……はい」

夫が。

数秒。

何も言わない。

そして。

ゆっくり。

額を押さえた。

「待って」

「うん」

「死んだと思っとった嫁が」

「人気女優の身体で戻ってきて」

「……うん」

「その嫁が」

「昔から好きやったトップアイドルと」

「付き合っとる?」

「……はい」

「意味分からん」

「私も」

「お前」

夫が。

思わず。

笑ってしまった。

「人生二周目」

「強すぎやろ」

「そういう言い方やめて」

私も。

少しだけ。

笑った。

ほんの少し。

昔みたいに。

◇◇◇

でも。

夫の笑顔は。

すぐに消えた。

「……好きなん」

「うん」

「その人のこと」

私は。

迷わなかった。

「好き」

夫が。

目を伏せる。

「そっか」

「……うん」

「俺より?」

その質問に。

胸が。

痛んだ。

比べるもの。

なのかな。

私は。

しばらく。

考えた。

「比べられない」

「……」

「あなたを好きだったのは」

「嘘じゃない」

「……うん」

「でも」

私は。

ゆっくり。

言葉を選ぶ。

「あなたを好きだった私と」

「今」

「陽向を好きな私は」

「違う時間を生きてる」

夫が。

黙って。

聞いている。

「昔に戻って」

「どっちが上だったとか」

「そういうことじゃない」

「……」

「あなたは」

「私の一度目の人生で」

「家族だった」

胸が。

少し。

締めつけられる。

「陽向は」

「今の私が」

「これから一緒に生きたい人」

「……」

夫は。

しばらく。

黙っていた。

そして。

小さく。

「きついな」

と。

言った。

私は。

何も。

言えなかった。

当然。

傷つく。

亡くなったと。

思っていた妻が。

戻ってきて。

その妻から。

別の人を。

好きだと言われる。

「でも」

夫が。

テーブルを見つめる。

「俺が」

「お前に」

「帰ってこいって言うのも」

「違うんかもな」

「……」

「だって」

少し。

苦笑する。

「帰ってきたところで」

「一ノ瀬紗良として」

「暮らすんやろ?」

「……うん」

「仕事もある」

「うん」

「それに」

夫が。

私を見る。

「お前」

「前と」

「ちょっと変わった」

胸が。

鳴る。

「変わった?」

「うん」

「前なら」

「こんなこと」

「言えんかったやろ」

「……」

「俺がどう思うか」

「子どもらがどう思うか」

「そっちばっか考えて」

「……」

「自分が」

「誰を好きとか」

「どうしたいとか」

夫が。

少し笑う。

「最後まで」

「言わんかったと思う」

私は。

何も。

言えなかった。

この人も。

知っていたんだ。

私が。

自分の気持ちを。

後回しにしていたこと。

全部ではなくても。

「……そうかも」

私は。

小さく笑った。

「今は」

「言うようにしてる」

「そっか」

「うん」

「……そのほうが」

夫が。

少し。

寂しそうに笑った。

「ええんかもな」

「……」

「俺とおったときに」

「そうできとったら」

一瞬。

声が。

詰まる。

「もうちょい」

「違ったんかな」

胸が。

痛くなった。

これは。

責めるための。

言葉じゃない。

後悔。

私にも。

ある。

「……分からない」

私は。

正直に言った。

「でも」

「私だけじゃない」

夫を見る。

「あなたも」

「言わなかったこと」

「いっぱいあったでしょ」

「……あるな」

「だから」

「どっちか一人が」

「悪かったわけじゃないと思う」

「……」

「合わなかったところも」

「うまく話せなかったところも」

「いっぱいあった」

「うん」

「それでも」

私は。

少し笑う。

「子どもたちが生まれたことは」

「私」

「絶対」

「後悔してない」

夫の目が。

少し赤くなる。

「俺も」

「うん」

「そこだけは」

「絶対」

「同じ」

胸が。

温かくなった。

夫婦には。

戻らない。

でも。

この人と。

完全な他人に。

なるわけでもない。

私たちには。

五人の子どもたちがいる。

それだけは。

変わらない。

◇◇◇

「美月」

「うん」

「子どもらに」

夫が。

ゆっくり。

言う。

「話そうと思う」

心臓が。

大きく鳴った。

「本当に?」

「ただ」

「うん」

「いきなり」

「お母さん生きとったぞ」

「は無理や」

「……それはそう」

「星みたいに」

「信じる子もおれば」

「怖がる子も」

「おるかもしれん」

「うん」

「だから」

夫は。

少し考える。

「一人ずつ」

「話したほうがええと思う」

「……うん」

同じことを。

星も。

言っていた。

「それと」

「何?」

「俺から」

「先に聞いてみる」

「……」

「ママのこと」

「話したいか」

「会いたいか」

胸が。

締めつけられる。

「うん」

「無理やりは」

「せん」

「うん」

「それでいい」

私は。

何度も。

頷いた。

「ありがとう」

「礼言われることじゃない」

「でも」

私は。

涙を拭う。

「子どもたちのこと」

「ずっと」

「見てくれてたから」

夫が。

少し。

眉を寄せる。

「俺の子でもあるやろ」

「うん」

「当たり前や」

「うん」

それでも。

私がいなくなってから。

大変だったはず。

悲しむ暇も。

なかったかもしれない。

「……大変だった?」

聞くと。

夫は。

少しだけ。

笑った。

「めちゃくちゃ」

「……だよね」

「お前」

「ようこんなん」

「毎日やっとったなって」

「今さら?」

「今さら」

私は。

思わず。

笑った。

「遅いわ」

「悪かった」

「ほんとに」

二人で。

笑う。

でも。

涙も。

出た。

もし。

生きていたときに。

こんなふうに。

話せていたら。

違ったことも。

あったのかもしれない。

でも。

今さら。

過去を。

やり直すことはできない。

だから。

これから。

できる形を。

考える。

◇◇◇

夫が。

少しだけ。

真面目な顔になる。

「あと」

「うん」

「その」

「天城……陽向?」

「うん」

「子どもらには」

「どうするん」

「……」

難しい。

私は。

少し。

考えた。

「今すぐ」

「みんなに言うつもりはない」

「そっか」

「まず」

「私がママだってことだけでも」

「大きすぎるから」

「うん」

「陽向のことは」

「そのあと」

「……」

夫が。

少し。

安心したように。

息を吐く。

「でも」

私は。

続ける。

「隠し続けるつもりもない」

夫が。

私を見る。

「ちゃんと」

「いつか」

「私が好きな人だって」

「伝えたい」

「……そっか」

「うん」

「星には?」

「もうバレてる」

「……」

夫が。

額を押さえた。

「星」

「情報量多すぎるやろ」

「本人も言ってた」

また。

少し。

笑った。

「……その人」

夫が。

静かに聞く。

「子どもらのこと」

「知っとるん?」

「うん」

「五人とも?」

「うん」

「……嫌がってない?」

私は。

首を振った。

「むしろ」

「私が子どもたちを忘れる必要ないって」

「言ってくれた」

夫の目が。

少し。

揺れる。

「そうか」

「うん」

「子どもたちは」

「私の一部だからって」

「……」

夫が。

しばらく。

何も言わなかった。

そして。

「なら」

小さく。

言った。

「ええ人なんやろな」

「……うん」

涙が。

少し。

滲んだ。

「すごく」

「そうか」

それ以上。

夫は。

何も聞かなかった。

◇◇◇

帰る前。

夫が。

立ち上がる。

私も。

立つ。

「じゃあ」

「うん」

「子どもらに」

「聞いてみる」

「うん」

「返事」

「連絡する」

「分かった」

一度。

夫が。

背を向ける。

でも。

扉の前で。

止まった。

「美月」

「ん?」

振り返る。

「……生きとって」

少し。

言葉を探す。

「よかった」

胸が。

詰まった。

「……うん」

「最初は」

夫が。

苦笑する。

「こんなんなら」

「元に戻れんかなって」

「思ったけど」

「……」

「でも」

私を見る。

「お前が」

「生きとるだけで」

「よかったんやと思う」

涙が。

落ちた。

「……ありがとう」

「子どもらに」

「また会えるとええな」

「うん」

「じゃ」

「うん」

夫が。

ドアを開ける。

私は。

その背中に。

言った。

「ねえ」

夫が。

振り返る。

「今まで」

「……」

「ありがとう」

「何や急に」

「言いたかったから」

私は。

少し笑う。

「夫婦として」

「うまくいかなかったことも」

「いっぱいあったけど」

「……」

「一緒に」

「子どもたちの親になってくれて」

「ありがとう」

夫の目が。

少し。

赤くなった。

「……俺も」

それだけ。

言って。

今度こそ。

部屋を出ていった。

私は。

追いかけなかった。

もう。

妻として。

その背中を。

追うことはない。

でも。

子どもたちの父親として。

これからも。

繋がっていく。

それでいい。

◇◇◇

夜。

陽向が。

私の部屋へ来た。

「……どうだった?」

玄関を開けた瞬間。

聞かれた。

私は。

少し笑う。

「ちゃんと」

「終わらせてきた」

陽向の目が。

揺れた。

「終わらせた?」

「うん」

リビングへ。

二人で移動する。

「夫婦には」

「戻らないって」

「言った」

「……」

「私」

陽向を見る。

「好きな人がいるって」

陽向の顔が。

一気に。

赤くなる。

「……俺?」

「他に誰がいるの」

「いや」

耳まで。

真っ赤。

「旦那さんに?」

「うん」

「俺の名前?」

「言った」

「……」

陽向が。

ソファに。

崩れ落ちた。

「無理」

「何が?」

「元旦那に」

顔を覆う。

「美月の彼氏として」

「認識された」

私は。

笑ってしまう。

「そこ?」

「そこ大事!」

「ふふっ」

でも。

少しして。

陽向は。

顔を上げた。

「美月」

「何?」

「大丈夫だった?」

「……」

私は。

考える。

寂しさ。

あった。

昔を。

思い出した。

もし。

あのとき。

もっと話せていたら。

そんな後悔も。

少し。

あった。

でも。

「大丈夫」

一度。

止まる。

「……ううん」

言い直す。

「寂しかった」

「うん」

「ちょっと」

「泣きそうだった」

「うん」

「でも」

陽向の隣へ。

座る。

「戻りたいとは」

「思わなかった」

陽向が。

静かに。

私を見る。

「ちゃんと」

私は。

陽向の手を取る。

「過去なんだって」

「思えた」

「……そっか」

「うん」

「私」

少し笑う。

「前の夫との時間を」

「消したくない」

「うん」

「これからも」

「子どもたちのことで」

「繋がると思う」

「うん」

「でも」

私は。

指を絡める。

「恋愛として」

「一緒にいたいのは」

陽向を見る。

「陽向」

その瞬間。

陽向の顔が。

ぐしゃっと。

崩れた。

「……何その顔」

「いや」

「嬉しい」

「泣くの?」

「泣かない」

目。

少し。

潤んでる。

「陽向」

「何?」

「私」

「うん」

「過去を」

「捨てて」

「陽向を選んだんじゃないよ」

「……」

「過去は」

「ちゃんと大事」

「うん」

「でも」

私は。

笑った。

「未来を」

「陽向と生きたい」

陽向が。

何も言えなくなる。

数秒。

そのまま。

私を見て。

そして。

急に。

抱きしめた。

「……美月」

「うん」

「それ」

「ヤバい」

「何が?」

「めちゃくちゃ嬉しい」

私は。

陽向の背中へ。

腕を回す。

「陽向」

「ん?」

「これからも」

「子どもたちのことで」

「前の夫と会うこと」

「あると思う」

「うん」

「嫌だったら」

「ちゃんと言ってね」

陽向が。

少し。

考える。

「嫉妬したら言う」

「うん」

「でも」

私の肩に。

顎を乗せる。

「会うなとは」

「言わない」

「……うん」

「だって」

「?」

「子どもたちの父親だもん」

胸が。

温かくなる。

「ありがとう」

「ただし」

「何?」

陽向が。

少し離れて。

私を見る。

「帰ってきたら」

「俺に会って」

「……」

「何それ」

「彼氏の充電」

「陽向が?」

「俺も」

「美月も」

私は。

笑った。

「じゃあ」

「今日」

「充電する?」

陽向が。

固まった。

「……美月」

「何?」

「最近」

「急に強い」

「嫌?」

「めちゃくちゃ好き」

笑いながら。

唇が。

重なった。

優しく。

短い。

キス。

私は。

もう。

迷わなかった。

前の夫に。

申し訳ないからでも。

紗良に。

申し訳ないからでもなく。

自分の気持ちで。

陽向を。

好きでいる。

◇◇◇

その夜。

夫から。

メッセージが届いた。

『明日、子どもらに聞いてみる』

私は。

画面を。

しばらく見つめた。

いよいよ。

次は。

子どもたち。

星以外の。

大切な。

四人。

会いたい。

怖い。

でも。

もう。

逃げない。

陽向との未来を。

選んだからといって。

母親を。

やめるわけじゃない。

母親だからといって。

自分の恋を。

捨てる必要もない。

私は。

どちらも。

大切にする。

それが。

今の。

高瀬美月だから。

私は。

夫へ。

一言。

返した。

『ありがとう。みんながどうしたいか、ちゃんと聞いてあげて』

送信。

そして。

陽向とのトーク画面を。

開く。

『今日はありがとう』

すぐ。

返事。

『何が?』

私は。

少し笑って。

打った。

『私の過去ごと、大切にしてくれて』

数秒後。

『当たり前』

続けて。

『過去があるから今の美月がいるんでしょ』

胸が。

温かくなる。

私は。

スマートフォンを。

胸に抱いた。

夫だった人との。

時間。

子どもたちとの。

時間。

紗良が。

生きた時間。

陽向と。

これから作る時間。

全部。

一本の道に。

繋がり始めている。

もう。

前の人生へ。

戻るんじゃない。

二つの人生を。

繋いで。

私は。

前へ。

進んでいく。
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