めじるしチャームの怪
そしてズボンのポケットからずっと持ち歩いていたあるものを取り出す。
「見ろよこれ! 来週発表の宝くじだ!」
堂々と掲げた宝くじを見て大樹がキョトンとした表情をしている。
「もしかいして、それの当選が願い?」
「当たり前だろ! 一等三億円だぞ!? 三億あれば働かずに暮らしていくことができるんだぞ!」
「それはそうかもしれないけどさぁ、なんか急に夢がなくなったよね」
「なんだと!? 俺の夢をバカにするな!」
ヘラリと笑う大樹の頭にもう一度拳を落とす。
大樹は半泣きになりながら黙り込んだ。
なにがなんでも大金を手に入れてやる!