めじるしチャームの怪
それだけでふたりはもう俺のいいなりだ。
家のリビングで一日中ゴロゴロしていたって、誰にも邪魔されない生活がはじまった。
「ふぁ~あ、暇だなぁ。ちょっと散歩でもしてこようかな」
ゴロゴロする生活も三日も続けば飽きてくる。
読んでいた漫画本を床に投げ出して着替えを済ませると外へでた。
西日が眩しくて、今はもう夕方なんだということがわかった。
学校へ行かなくなってから時間の感覚もだんだんとなくなってきている。
「みんなは明日も会社や学校か。ふふんっ。そんなのめんどくさくてやってらんねぇ」
公演へ向かっていると後ろからトトトッと軽い足音が聞こえてきて振り向いた。