めじるしチャームの怪
陽太がウサギのチャームを受け取ってくれてホッと胸をなで下す。
これで俺の不幸は終わるはずだ。
「じゃ、俺は帰るから」
そう言って陽太に背中を向けようとしたとき、陽太がなにかを思い出したように顔をあげた。
「無理だよ」
「は?」
「一度奪ったものを返しても、不幸になる効果は消えない。航くんは、あと何個チャームを持っているの? その数の分だけは必ず不幸が来るよ」
「はぁ!? 嘘だろそんなの! ちゃんと返したじゃねぇか!!」
「そんな怒るってことは、まだまだチャームを持っているんだね? それなら、いい方法があるよ。一気に不幸を被ってしまえば、もう大丈夫」