めじるしチャームの怪
☆☆☆
澪ちゃんが教室に現れたのは、私が学校に到着してから1時間後のことだった。
その少し前にチャームは赤色から透明に戻っていた。
「澪ちゃん!!」
すぐに澪ちゃんにかけよって、チャームを見せる。
「これ、どういうこと? ずっと赤く光ってたんだけど!」
なにかの間違いだって言ってほしかった。
きっと誤作動したんだよって。
だけど澪ちゃんは私から視線を外すと、ランドセルから文庫本を取り出して読み始めてしまった。
それから先はどれだけ声をかけても無駄だった。
美緒ちゃんはずっと、私を無視し続けていたのだった。