先生と、時々涙雲
私たちのクラスはお化け屋敷をすることに決定した。
話し合ったことや決まったことをノートに書いて
瀬戸くんと一緒に、先生に提出しにいく。
「すばるっちいますかー!」
「なんだその呼び方!新しいなー」
いつもの調子で職員室に入る瀬戸くん。
「備品足りない分はお前らで……買いに行けるか?」
「おう!藤花と、デートがてら行ってくるわ!」
「ちょっと、何言ってるの瀬戸くん!」
先生を前に、私は少し慌ててしまう
「まぁ、重いものあったら持ってやれよ、瀬戸。」
「当たり前だわ!じゃ今から行くか藤花!」
「えぇ、ちょっと!」
瀬戸くんは私の腕を掴んで、職員室を出て行った
「神田先生、大丈夫ですか」
「……またお前か」
隣のデスクに座る早見先生は微笑みながら問いかける。
「本当、ライバル多すぎて困っちゃいますね」
「高校生なんだから、あんなの当たり前だろ」
「またまた、強がっちゃって」
「……お前はいつもタイミングよくいるよな」
「いつでも話聞きますよ」
早見先生はにっこりと笑いながらパソコンに目線を戻した
「……本当お前暇かよ」