先生と、時々涙雲


ーーーーートントン



「主任失礼します」



「早見先生、今ちょっと取り込んでて、後にしてもらえます?」




資料の束を持った早見先生が現れた。



「そうでしたか。…ちなみにどうされたんですか?」



主任は話すのを戸惑いながらも早見先生に説明した。




「あ、これ、藤花さんじゃないですよ」




主任ににっこりと笑う、何も動じない早見先生。





「それに、神田先生がそんなことすると思いますか?主任」



「そ、そうねぇ……」


主任は少し困った顔で写真を見つめてる




「しかも抱き合ってる風に見えるだけで、角度の問題だと思いますけど」




早見先生のキッパリとした言い分に学年主任は納得した様子だった。


「悪かったわね、藤花さん」


「い、いいえ……」



失礼しましたと言って私は教室に戻った。



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