先生と、時々涙雲
「あかりっ!!」
「ゆい……」
私は抜け殻のように一気に気が抜けて自分の席に着席した。
「大丈夫だった…?」
「うん、早見先生が助けてくれた」
よかった…と言いながら机の上で崩れ落ちている唯。
「……大丈夫か、藤花」
「ってかもしかしてあんた?」
私を心配そうにしている瀬戸くんに、唯が低い声で問いただす。
「いや、俺は一切誰にも言ってねぇし!」
「そうだよね、瀬戸くんはそんなことしないよね…」
なんとなくだけど、瀬戸くんじゃないことは分かっていた。
そして主任に写真を見せられたことを唯に打ち明けた。
「それって盗撮じゃない!!趣味悪すぎ」
「うん…でも誰が…」
「あのさ、あかり」
唯の言いたい事と、私もひそかに思っていること
それは同じことだった。