リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
ライバル!?
優香に想いを告げた日から、壮志はまるで生まれ変わったように清々しい気分になった。

婚約者だった彼女と親友とは今も同じ職場にいるため、なんとなくオフィスでは居心地の悪さを感じていたが、そんなことは全く気にならなくなる。

壮志に対して腫れ物に触るようだった周りの同僚にも、自分から明るく声をかけるようになった。

「ようやく吹っ切れたんだな」

そう言われたが、婚約者に未練など微塵もなかったのだからそんな心境とは違う。

いつの間にか優香に心惹かれていて、それを自覚した途端に自分を解放できたような気分だった。

(これからは素直に彼女に好きだと伝えれられる)

今はただそのことが嬉しい。
願わくはすぐにでも頷いてほしいが、焦らずにいこう。

(俺は絶対に諦めない。やっと心から大切にしたい人と巡り会えたのだから)

意気揚々と仕事をこなし、浮き立つ気持ちを抱えて帰路につく。

(彼女はまだいるかな?)

あれだけ夜勤を心配していたというのに、ひと目顔を見たいから残っていてくれと願ってしまう。

メインロビーに用はないが、さり気なく前を通り過ぎてカウンターを確かめた。

(いないな。コミュニティ棟はどうだろう?)

コンビニに立ち寄るフリをしてカウンターをうかがったが、ここにも別のコンシェルジュしかいない。

(残念。それなら明日、出勤前に覗いてみるか)

そんなふうに優香の姿を探すのが楽しみでもあった。
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