リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
【優香、次は千葉にドライブに行こう。土日は混んでるから、やっぱり優香のオフの日に合わせるよ】

帰宅して届いた壮志からのメッセージに、優香は頬を緩めて返事を打つ。

【はい、ありがとうございます。それなら、来週の木曜日でもいいですか?】
【もちろん。海ほたるを通ってシーワールドに行くのはどう?】

シーワールド!と優香は一気にテンションが上がった。

【うん、行きたい! ずっと行ってみたかったの】
【嬉しそうだな。よし、決まりな。楽しみにしてる】
【私もとっても楽しみです】
【明日また電話する。おやすみ、優香】

おやすみなさいと返信してやりとりを終えると、優香は既にワクワクしてきた。

(服装どうしようかなあ。あっ、次も何か車の中で食べられるものを作っていこう。マフィンがいいかな? それともパウンドケーキ? クッキーの方が食べやすいかも)

行く前からこんなに楽しいのなら、当日はどんなに素敵な日になるだろう。

それはシーワールドに行けるから?
それとも……

(きっと相手が壮志さんだから。壮志さんとなら、行き先がどこだって楽しめる)

もう否定しようがない。
自分はあの人が大好きなのだ。

けれどその一方で、これ以上好きになってはいけないのではないかとも思う。

恋人になってその先の将来を考えた時、現実的な問題を抱えることになるのだから。

そしてふと、夏希や篠原、西田のことを思い出した。

何の問題もなく、交際を続けられる夏希たち。

もし自分が西田とつき合ったら、同じように何の心配もなく恋愛を楽しめるのだろうか。

(ううん、形に惑わされてはだめ。大事なのは自分の気持ち。だけど……)

結論は出せず、堂々巡りを振り切るように立ち上がり、バスルームへと向かった。
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