リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
「とっても素敵なところですね。ホテルのラウンジみたいな高級感があって」
川瀬がいなくなった個室で、優香が辺りを見渡しながら感激の面持ちになる。
「ああ。川瀬は昔、都内の一流ホテルで働いていたんだ。5年前に退職して、念願だったこのバーをオープンさせた」
「そうなのですね。どうりで川瀬さん、身のこなしがスマートで物腰も柔らかいのが頷けます」
「けど、女の子に馴れ馴れしいのが治らない」
「馴れ馴れしいなんて、そんなことないですよ」
優香はそう言うが、壮志は内心おもしろくない。
(あいつめ、俺の優香に満更でもない顔でしゃべりかけて……)
するとノックの音がして川瀬が戻って来た。
「お待たせいたしました。はい、お嬢さんには月夜の海をイメージしたカクテルを」
そう言ってアクアブルーとエメラルドグリーンのグラデーションが美しいカクテルを、優香の前に置く。
表面には細かいジュレがちりばめられ、グラスの縁にカットしたレモンが飾ってあった。
「わあ、とってもきれいですね。ジュレがキラキラして海の水面みたい。中にゼリーが入ってる! 黄色いのは星の形ですね」
「いや、それはヒトデ。赤いのはタコ」
「ええ!? ヒトデとタコ?」
優香は目を丸くして川瀬を見上げる。
「お星様とハートかと思ってました」
「へえ、今どき珍しいくらいピュアなお嬢さんだね。壮志より先に俺と出会ってくれたらよかったのに」
川瀬!と、壮志が真顔でジロリとにらむと、川瀬はおどけて首をすくめた。
「怖い怖い。じゃあ料理も俺のおすすめを盛りつけておいたから、あとはお二人でごゆっくり」
そう言ってようやく立ち去った。
川瀬がいなくなった個室で、優香が辺りを見渡しながら感激の面持ちになる。
「ああ。川瀬は昔、都内の一流ホテルで働いていたんだ。5年前に退職して、念願だったこのバーをオープンさせた」
「そうなのですね。どうりで川瀬さん、身のこなしがスマートで物腰も柔らかいのが頷けます」
「けど、女の子に馴れ馴れしいのが治らない」
「馴れ馴れしいなんて、そんなことないですよ」
優香はそう言うが、壮志は内心おもしろくない。
(あいつめ、俺の優香に満更でもない顔でしゃべりかけて……)
するとノックの音がして川瀬が戻って来た。
「お待たせいたしました。はい、お嬢さんには月夜の海をイメージしたカクテルを」
そう言ってアクアブルーとエメラルドグリーンのグラデーションが美しいカクテルを、優香の前に置く。
表面には細かいジュレがちりばめられ、グラスの縁にカットしたレモンが飾ってあった。
「わあ、とってもきれいですね。ジュレがキラキラして海の水面みたい。中にゼリーが入ってる! 黄色いのは星の形ですね」
「いや、それはヒトデ。赤いのはタコ」
「ええ!? ヒトデとタコ?」
優香は目を丸くして川瀬を見上げる。
「お星様とハートかと思ってました」
「へえ、今どき珍しいくらいピュアなお嬢さんだね。壮志より先に俺と出会ってくれたらよかったのに」
川瀬!と、壮志が真顔でジロリとにらむと、川瀬はおどけて首をすくめた。
「怖い怖い。じゃあ料理も俺のおすすめを盛りつけておいたから、あとはお二人でごゆっくり」
そう言ってようやく立ち去った。