リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
初めての旅行
次の勤務日、優香は壮志とつき合うことになったと、夏希と篠原に業務前に伝えた。
「そっかあ、よかったね、優香!」
「ありがとう、夏希ちゃん」
そして住人とコンシェルジュがつき合う、ということについても相談する。
篠原は「気にしなくていい」と頼もしく言い切ってくれた。
「優香なら気を遣い過ぎるくらい慎重なのはわかってるから。けど、業務中にいちゃいちゃしてたら俺も怒るぞ?」
「そんなことしません。なるべく普段通りに接します。でもコソコソ隠し通すのもどうかと思って……。もし他の方に『つき合っているのか?』と尋ねられたら、正直にお答えしようと思います」
「ああ、もちろんそれでいいと思う。会社としての規則にも何も違反していないし、悪いことをしている訳じゃないんだからな。まあ、以前のマンションは賃貸の単身者向けだったから、入居者も20代の女性が多くてあらぬ噂で苦しめられたけど、そういうトラブルは優香に限らずあるもんなんだ。でもここはファミリー向けの分譲だし、同じことにはならないと思う。何かあれば俺も対応するから」
「はい、ありがとうございます。ここの住人は皆さんとても優しい方ばかりなので、信じてありのままでいようと思います」
壮志からも「何かあれば法的に正当に優香を守る」と言われたが、そこまでのことは起こらないと感じていた。
「そうだよ。優香はもう皆さんにすっかり頼られる存在だもん。おばあちゃんたちにも可愛がられてるし、奥様方にもサロンの予約やスーパーの買い出しで感謝されてる。きっと皆さん、よかったねって言ってくださるよ」
夏希の言葉に、そうであってほしいと願う。
「仕事はこれまで通りきちんとやります。ずっとここで働かせていただきたいと思っています」
「そうか、わかった。俺もそれは把握しておく。結婚となったら手続きが必要だから、その時は教えてくれ」
突然篠原の口からサラリと結婚の二文字が出て来て、優香は一気に動揺した。
「えっと、あの、そんな話は、まだ……」
「まあ、いずれな。近いうちにそうなるだろうから」
「そればかっりは、その、私一人のことではないので。篠原さんと夏希ちゃんの方が早いのではないでしょうか」
すると急に篠原は焦り出す。
「バ、バカ。何言ってんだ。俺は、もう……」
「もう?」
「優香! とにかくわかったから、仕事始めるぞ。ほら、解散!」
強引に話を切り上げて、篠原はそそくさとバックオフィスを出て行った。
「そっかあ、よかったね、優香!」
「ありがとう、夏希ちゃん」
そして住人とコンシェルジュがつき合う、ということについても相談する。
篠原は「気にしなくていい」と頼もしく言い切ってくれた。
「優香なら気を遣い過ぎるくらい慎重なのはわかってるから。けど、業務中にいちゃいちゃしてたら俺も怒るぞ?」
「そんなことしません。なるべく普段通りに接します。でもコソコソ隠し通すのもどうかと思って……。もし他の方に『つき合っているのか?』と尋ねられたら、正直にお答えしようと思います」
「ああ、もちろんそれでいいと思う。会社としての規則にも何も違反していないし、悪いことをしている訳じゃないんだからな。まあ、以前のマンションは賃貸の単身者向けだったから、入居者も20代の女性が多くてあらぬ噂で苦しめられたけど、そういうトラブルは優香に限らずあるもんなんだ。でもここはファミリー向けの分譲だし、同じことにはならないと思う。何かあれば俺も対応するから」
「はい、ありがとうございます。ここの住人は皆さんとても優しい方ばかりなので、信じてありのままでいようと思います」
壮志からも「何かあれば法的に正当に優香を守る」と言われたが、そこまでのことは起こらないと感じていた。
「そうだよ。優香はもう皆さんにすっかり頼られる存在だもん。おばあちゃんたちにも可愛がられてるし、奥様方にもサロンの予約やスーパーの買い出しで感謝されてる。きっと皆さん、よかったねって言ってくださるよ」
夏希の言葉に、そうであってほしいと願う。
「仕事はこれまで通りきちんとやります。ずっとここで働かせていただきたいと思っています」
「そうか、わかった。俺もそれは把握しておく。結婚となったら手続きが必要だから、その時は教えてくれ」
突然篠原の口からサラリと結婚の二文字が出て来て、優香は一気に動揺した。
「えっと、あの、そんな話は、まだ……」
「まあ、いずれな。近いうちにそうなるだろうから」
「そればかっりは、その、私一人のことではないので。篠原さんと夏希ちゃんの方が早いのではないでしょうか」
すると急に篠原は焦り出す。
「バ、バカ。何言ってんだ。俺は、もう……」
「もう?」
「優香! とにかくわかったから、仕事始めるぞ。ほら、解散!」
強引に話を切り上げて、篠原はそそくさとバックオフィスを出て行った。