リーガル・ラブ〜イケメン弁護士はお堅い彼女のハートを盗みたい〜
「優香、カーテンは閉める?」
訊かれて優香は少し考えてから首を振る。
「ううん、星がきれいだから」
「わかった」
壮志はレースのカーテンを開けると、両サイドにブルーグリーンとシャンパンゴールドのカーテンを寄せてタッセルでまとめた。
「壮志さん、カーテンを飾るセンスいいですね。外の景色が額縁に入れられた絵画みたいです」
「そうか? 優香がいない時によくここから外を眺めてたからな。ちょっと工夫すると表情が違って見えるのが楽しくてハマった」
「ふふっ、そうなんですね」
壮志は優香の隣に座り、優しく肩を抱き寄せる。
「優香のおかげで、毎日の暮らしが豊かになったよ。優香の心の美しさが俺に教えてくれた。月や星を見上げると、こんなにも心が癒やされるんだって。でも……」
でも?と優香は壮志を振り仰いで首をかしげた。
そんな優香を壮志はさらに抱き寄せる。
「でも、そのあとに必ずこう思ってた。ここに優香がいてくれたらって。だからいつも夜空を見上げると、切なくて胸が詰まった。今こうして優香がそばにいてくれて、心から嬉しい。これからは月や星も、幸せな気持ちで眺められるんだなって」
「壮志さん……」
優香は壮志の胸に身を寄せ、並んで夜空を見上げた。
「ずっとずっと、毎晩あなたとこうして月や星を眺めていたい。この時間が私にとって、とても幸せで心が満たされるから」
「俺もだよ、優香。結婚なんて、もう二度としようとは思わないと、あの時は考えていた。だけど一生優香のそばで優香を守っていくと誓った時に、結婚しようと素直に思えた。結婚は単なる制度じゃない。俺は優香と一緒に生きていく道として結婚を選んだんだ。相手が優香だったからこそだよ」
「私もです。あなたと共にこの先の人生を歩みたいと思った時、どうすればあなたと一緒にいることが許されるだろうと考えました。一人では答えが出せなくて、でもあなたがプロポーズしてくれて、本当に嬉しかった。古賀優香になれて、少し自信もつきました。これからはあなたの妻として、胸を張って生きていこうって」
「もちろん。優香は俺に世界で一番愛されている女だからな」
途端に頬を真っ赤にする優香に、壮志はおかしそうに笑う。
「照れ屋で可愛い俺の優香。いつまでもそばにいて」
「はい、ずっとあなたのそばにいさせてください。私もあなたが大好きだから」
そう言うと優香は少し背伸びをして、チュッと壮志の頬にキスをした。
壮志は驚いたように目を見開いたあと、クッと表情を変える。
「優香……、愛してる」
切なげな呟きと共に浴びせられるキスの雨。
「壮志さん、私も」
胸の奥がジンとしびれるほどの幸せを噛みしめながら、二人は互いを抱きしめ合った。
窓から射し込む月明かりの中、幾千にまたたく星の輝きに祝福されながら……。
(完)
訊かれて優香は少し考えてから首を振る。
「ううん、星がきれいだから」
「わかった」
壮志はレースのカーテンを開けると、両サイドにブルーグリーンとシャンパンゴールドのカーテンを寄せてタッセルでまとめた。
「壮志さん、カーテンを飾るセンスいいですね。外の景色が額縁に入れられた絵画みたいです」
「そうか? 優香がいない時によくここから外を眺めてたからな。ちょっと工夫すると表情が違って見えるのが楽しくてハマった」
「ふふっ、そうなんですね」
壮志は優香の隣に座り、優しく肩を抱き寄せる。
「優香のおかげで、毎日の暮らしが豊かになったよ。優香の心の美しさが俺に教えてくれた。月や星を見上げると、こんなにも心が癒やされるんだって。でも……」
でも?と優香は壮志を振り仰いで首をかしげた。
そんな優香を壮志はさらに抱き寄せる。
「でも、そのあとに必ずこう思ってた。ここに優香がいてくれたらって。だからいつも夜空を見上げると、切なくて胸が詰まった。今こうして優香がそばにいてくれて、心から嬉しい。これからは月や星も、幸せな気持ちで眺められるんだなって」
「壮志さん……」
優香は壮志の胸に身を寄せ、並んで夜空を見上げた。
「ずっとずっと、毎晩あなたとこうして月や星を眺めていたい。この時間が私にとって、とても幸せで心が満たされるから」
「俺もだよ、優香。結婚なんて、もう二度としようとは思わないと、あの時は考えていた。だけど一生優香のそばで優香を守っていくと誓った時に、結婚しようと素直に思えた。結婚は単なる制度じゃない。俺は優香と一緒に生きていく道として結婚を選んだんだ。相手が優香だったからこそだよ」
「私もです。あなたと共にこの先の人生を歩みたいと思った時、どうすればあなたと一緒にいることが許されるだろうと考えました。一人では答えが出せなくて、でもあなたがプロポーズしてくれて、本当に嬉しかった。古賀優香になれて、少し自信もつきました。これからはあなたの妻として、胸を張って生きていこうって」
「もちろん。優香は俺に世界で一番愛されている女だからな」
途端に頬を真っ赤にする優香に、壮志はおかしそうに笑う。
「照れ屋で可愛い俺の優香。いつまでもそばにいて」
「はい、ずっとあなたのそばにいさせてください。私もあなたが大好きだから」
そう言うと優香は少し背伸びをして、チュッと壮志の頬にキスをした。
壮志は驚いたように目を見開いたあと、クッと表情を変える。
「優香……、愛してる」
切なげな呟きと共に浴びせられるキスの雨。
「壮志さん、私も」
胸の奥がジンとしびれるほどの幸せを噛みしめながら、二人は互いを抱きしめ合った。
窓から射し込む月明かりの中、幾千にまたたく星の輝きに祝福されながら……。
(完)


