二度目の恋は、彼の幸せを見届けるだけ。
2.お願い
目を開くと、目の前は真っ白な世界だった。
何もなくて、ただ真っ白な世界。
「流伊、」
最後まで助けようとしてくれた流伊。
「ッ、もう一回、会いたい」
いつの間にか涙が出ていたようで、真っ白な地面にわたしの涙が落ちる。
『優奈さん、』
声が聞こえて、顔を上げると
『どうしたのですか?』
「ど、どなたですか、?」
『あぁ、わたしは神です』
「か、神、?神様ってことですか、?」
『ふふ、そう呼ばれていますね』
「そう、なんですか」
『では質問に答えてもらっても?』
「はい、」
「わたしついさっき、トラックに轢かれて死んだんですけど、彼氏がいて」
『なるほど、』
「もう一回、会いたいんです、」
『そうでしたか、なら』
「なら、?」
『条件をつけて、来世で再開させてあげますよ』
「条件って、?」
『それは秘密です、それでも良ければ』
「お願いしますっっ!会いたいんですっ!」
『そうですか、では生まれ変わらせましょう。年齢は同じ、顔、声も同じで生まれ変わらせます。よろしいですか?』
「はいっ!」
『では、楽しんで』
神様がそう言うと急に白い地面の中に落ちていった。