アイドル・プロデュース!
──翌日の朝

「…碧音、どこか行くのか?」

お兄ちゃんが朝のランニングから戻ってきた所に出くわす

「うんっ…ちょっとね」

真っ白のスニーカーの靴紐を結び直し、帽子を被る

1度断った話をもう一度聞きたい。なんて、傲慢すぎるよね…。

きっと社長にはお断りされちゃうだろうし、お兄ちゃんには申し訳なくて言えないな。

「お昼までには帰ってくるねっ…!」

「分かった。
何かあったらすぐ俺に言えよ?」

ポンッと頭を撫でられて、ふと顔を上げる

私を見つめる瞳は、全てを見透かしたように私を映し、そして優しく微笑んでいた。

「お兄ちゃん…
…うんっ!」
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