世界で一番大切な親友へ
[番外編]お揃いの約束
青く澄み渡った空に、白い雲がゆっくりと流れていく
あの日と同じ、少し強いけれど、どこか温かい風が吹いていた
私は手に持ったバッグの紐をぎゅっと握りしめながら、静かな坂道を上っていく
「あの日から、もうそんなに経つんだね……」
心の中でそう呼びかけながら歩いた先にある、見慣れた場所に辿り着く
大切な、大好きな乃愛が眠る場所。
私はしゃがみ込み、お墓の周りを綺麗に掃除して、新しく買ってきたみずみずしい花を供えた
それから、自分の髪に飾られたお気に入りの髪飾りに、そっと指先で触れる。