世界で一番大切な親友へ
墓石の前に視線を合わせるように座り込み、自分の髪飾りをそっと見せた


「ほら、これ……。今日もちゃんと、つけてきたよ」


目を閉じると、あの日、まだ隣で眩しいくらいに笑っていた乃愛の姿が、鮮明に脳裏に浮かんできた





あれは、なんてことない放課後のことだった。


夕日が差し込む教室で、乃愛は私の顔を覗き込んで、突然声を上げた


『ねえねえ、その髪飾り、すっごく可愛い! 美優にめちゃくちゃ似合ってる!』


乃愛は自分のことみたいに、きらきらと目を輝かせて私の髪飾りを褒めてくれたのだ。


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