世界で一番大切な親友へ
「ちょっと遅くなっちゃってごめんね。……でも、やっとお揃いにできた」


そう呟いて、私がそっと手を合わせた、その瞬間だった


ひゅっと、どこからか温かい風が吹き抜けて、私の髪と、お墓の前に供えたばかりの髪飾りを同時に優しく揺らした。


まるで、乃愛が目の前で『わあ、本当に買ってきてくれたんだ! ありがとう!』って、あの頃と同じ満面の笑みではしゃいでいるような


――そんな気がして、胸の奥がじんわりと温かくなる

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