世界で一番大切な親友へ




ゆっくりと目を開けると、視界が涙で少しだけ滲んでいた


私はバッグの中から、丁寧に包まれた小さな箱を取り出す


そっとリボンを解いて蓋を開けると、そこから現れたのは、私のものと全く同じ形をした、色違いの髪飾りだった。


「あの時、これ可愛いって言ってたでしょ? だから……約束通り、乃愛の分の色違いも持ってきたよ」


墓石の前の、一番綺麗な場所にその髪飾りをそっと供える


並んだ二つの色違いの髪飾りは、あの日、肩を並べて歩いた私たちみたいだった。


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