世界で一番大切な親友へ
坂を上りきると、視界が一気に開け、遠くにきらきらと輝く街並みと、その向こうにある青い海が一望できた


「わあ……すごい! ここ、すっごく景色がいいね!」


「でしょ? 一度、美優をここに連れてきてあげたかったんだ」


乃愛は心地よさそうに目を細め、初夏の風を全身で受け止めている


その姿は、まるで一枚の美しい絵画のようで、美優は思わず見とれてしまった。


目当てのタルト専門店は、おとぎ話に出てくるような可愛らしい外観の小さなお店だった


美優は迷わず真っ赤なイチゴのタルトを選び、乃愛は少し迷った末に、小さな洋梨のタルトを注文した


「ん~っ! サクサクで最高に美味しい!」


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