世界で一番大切な親友へ
あぁ、もう、指先に力を入れることもできない


美優を繋ぎ止めていた右手が、ゆっくりとベッドの上に落ちていくのが分かった


体温が、すうっと消えていく


私の心臓は、もうすぐ止まる


だけど美優、私の心音はね、消えるんじゃなくて、これからは美優の中に引っ越しするだけなんだよ


私が死んでも、私の大好きは、ずっと美優の胸の中で生き続けるから


だから最期は、美優がこれから先、何度も思い出して前を向けるような、世界で一番の笑顔を


私は大好きな美優に向けて、最高の笑みを浮かべた


そして、ゆっくりと、静かに瞼を閉じた


ピーーーーーーーーーーーー


冷たい音が響く


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