世界で一番大切な親友へ
部屋の壁に掛けられた時計の秒針が、チクタクと無機質な音を刻んでいる世界は、美優を置いて当たり前のように明日へと進んでいく


それがたまらなく怖くて、そして恨めしかった


美優の時間だけが、あの7日目の朝の病室で、完全に止まったままだった


四日目の朝、カーテンの隙間から一筋の強い光が、美優の部屋の床を照らした。


その光に導かれるように、美優はふらふらとベッドから足を下ろした


数日ぶりに浴びる光が目に染みて、小さく顔をしかめる。


部屋の中は、美優の荒れた心を映すように散らかっていた


その時、学習机と本棚の間の、ほんのわずかな隙間に、何かが落ちているのが目に入った


埃をかぶった小さな、四角い紙切れ。


美優は膝をつき、そっとそれを拾い上げた


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