海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
アシカの求愛
ギンさんとデートをして数日後。営業先から直帰してもいいと上司に言われたため、いつもより早めに家に帰れることになった。家に向かって歩いていると、「海良ちゃ〜ん!」と手を振りながら前からひなたくんが走ってくる。

「ひなたくん。どうしたの?」

「海良ちゃんとデートしたくって来ちゃった〜。家だとギンとかあおいが邪魔するからさ〜」

ひなたくんが私の手から仕事用のバッグを取り上げる。そのままひなたくんに手を取られ、私は家とは反対方向を向かされた。

「可愛い僕とこのままデートしよ!あっ、拒否権ないからね〜」

ひなたくんに連れられ、私は歩かされる。ひなたくんは強引だ。自分のしたいようにする。ちょっと子どもっぽい。でもホストかって思うほど見た目いいし、不器用だけど優しいんだよね。

「疲れてる?お茶しよっか」

「ありがと。ちょっと糖分ほしいかも」

チェーン展開のカフェに立ち寄り、注文を済ませる。私はバニラフラペチーノと抹茶シフォンケーキ。ひなたくんはキャラメルフラペチーノとベーコンとほうれん草のキッシュだ。

「おいし〜!久々にフラペチーノ飲んだなぁ!」
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