海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
バニラの甘さと冷たさのおかげで、疲れが吹っ飛んだ気がした。私がシフォンケーキを食べようとすると、ひなたくんが「はい。どうぞ」とキッシュをフォークで刺し、私の口元に持ってくる。

「ヘ?」

「このキッシュ、おいしいよ。海良ちゃんにも食べてほしくて」

ひなたくんはニコニコと私を見る。こういう時、断ってもひなたくんは「照れなくていいよ〜」と笑うだけで一歩も引かない。私は仕方なくキッシュを食べた。……人の目があるから、恥ずかしい。

「おいしい?」

「……うん」

顔を真っ赤にしながら頷く。ひなたくんは満足そうに笑った。



カフェを出た後、私はひなたくんに訊ねる。

「今からどこに行くの?」

「ショッピング!海良ちゃんをコーディネートしたくて!」

そのままデパートへ。私の好きなブランドのお店に行き、ひなたくんは真剣な目で並んでいる服を見ている。

「これも良さそうだし。こっちも似合いそうだな〜。とりあえずこれ試着してみよ!」
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