海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
こんな酷いことをするのは誰なのか。私が顔を上げると、目を吊り上げた零がいた。ハァハァと息が荒い。今までとどこか雰囲気が違っていて、怖くなっていく。

「零!?何!?離してよ!!」

零の薄い胸板を押したものの、びくともしない。零は低い声で言った。

「お前が悪いんだからな」

刹那、私の首筋に激しい痛みと痺れが走った。意識が遠のいていく。

(ギンさん……。ひなたくん……。あおいくん……。助けて……!)

声を出す間もなく、私は気を失ってしまった。



頭が重い。首筋にジンジンとした痛みが走る。ぼんやりとした意識が少しずつ戻ってきた。

「んんっ……」

私が目を開けると、知らない鉄筋コンクリートの天井が見えた。零の存在を思い出し、体を起こそうとした私は自分の手足が全く動かないことに気付く。

「何これ……!」

手足が縄で縛り上げられていた。必死に解こうとするけど、全く解けない。パニックになっていると、零が暗闇の中から姿を見せた。

「起きたか」
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