海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
「うわぁ……!」

水槽にはカラフルな熱帯魚やウミガメが泳いでいる。私が水槽に釘付けになっていると、詩ちゃんが「あの子見て!」と一匹の魚を示す。そこにいたのはネオンテトラ。生き物に疎い私でも知ってる。

「ネオンテトラってね、昔は高級車一台分の値段だったんだって!」

「そうなの!?」

「うん。昭和初期に日本に初めて輸入された頃は超高級魚だったんだって!」

「へぇ〜。まぁ、こんなに綺麗だったらそれくらいの値段にもなっちゃうのかな」

詩ちゃんは実は水族館スタッフとして働いている。この水族館じゃないけどね。生き物が好きなこともあって、生き物の雑学がめちゃくちゃ詳しい。

館内マップを頼りに歩いていくと、ペンギンコーナーがやってきた。可愛いペンギンが自由気ままに過ごしている。

「このペンギンの種類何なんだろ?」

「あの子たちはアデリーペンギンだね。南極大陸とその周辺の島にのみ生息していて、目の周りにある白い輪とタキシードを着てるみたいなくっきりとした白黒の体色が特徴だよ」
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