海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
「へぇ〜。可愛い〜!」

私がペンギンの水槽に近付くと、一匹のペンギンが猛スピードで泳いでくる。そして私の前に来ると、急に天井の方を向き始めた。

「えっ!?大丈夫!?」

数秒後、私の方を見たペンギンは今度は翼をバタバタと動かして鳴き声を上げている。私、何もしてないよ?私が詩ちゃんの方を見ると、詩ちゃんは笑いを必死に堪えていた。

「海良ちゃん。このペンギンに求愛行動されてるよ……!」

「えっ!?求愛!?」

人間の彼氏には浮気されたのに、ペンギンにはモテてるってこと?なんだか複雑。ペンギンが可愛いことに違いはないけどね。

「ごめんね。君はペンギンで私は人間。種族が違うから。可愛いペンギンの恋人を見つけてね」

求愛行動を続けるペンギンに手を振り、私と詩ちゃんはペンギンコーナーをあとにする。ペンギンからの視線が背中に突き刺さっていた。



ペンギンコーナーの隣の水槽に泳いでいたのはシャチだった。ペンギンと同じ白と黒の生き物だけど、大きさが全然違う。迫力がすごい!

「可愛い〜!これで「海のギャング」って呼ばれてるとこがまたいいんだよね〜!」
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