海洋生物に愛されて、夜も眠れない!?
「ごめんね。私は人間だから。素敵なシャチのパートナーを見つけてね」

私はそう言い、シャチから離れた。シャチの目がどこか寂しそうだけど、詩ちゃんの手を引いて歩き出す。視線が、痛い。



少し早めのお昼を食べ、私と詩ちゃんはある場所へと向かった。アシカショーをするパフォーマンススタジアムだ。少し早めに来たおかげか、最前列に座ることができた。

「楽しみだね!」

「ね〜!」

そんな会話を詩ちゃんとしていたら、あっという間にショーの開始時間になった。観客席は全部埋まっている。飼育員のお姉さんとアシカが出てきた。

『みなさんこんにちは〜!××水族館へようこそ!今日はカリフォルニアアシカのひなたくんとパフォーマンスしていきたいと思います!』

飼育員のお姉さんが笑顔で手を振る。ひなたくんが鳴き声を上げた。詩ちゃんが目を輝かせる。

「日本の動物園・水族館で最も多く飼育されてるアシカの種類だね。大人のオスはおでこの骨がコブみたいに大きく盛り上がるのが特徴だよ!」

「へぇ〜。ひなたくんはオスだからコブがあるのかな」
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