まだ青い彼
この日も気持ちいいくらいの食べっぷりに微笑ましく見ていた。
ガツガツ食べているのに食べ方が綺麗でつい見とれてしまう。……綺麗だなぁ。食べ方だけじゃなく、所作も表情も瞳も指先まで。
「春美さんも食べなよ」
不意に声をかけられて見惚れていたことに気が付く。
「あっ、うん。いただこうかな」
「ふ、見過ぎじゃないですか。何、見とれてんの? 」
広睦くんにバレていてがっくりと肩を落とした。恥ずかしい。
広睦くんは、ん?と首を傾げた。
「本気で見とれてたんだ」
ゴホンと咳払いをして恥ずかしそうに目を逸らした。見とれてたなんて冗談だったらしくからかうつもりが自滅してる姿が可愛くて吹き出してしまった。
「あはは、そんなに照れなくていいでしょ」
「自意識過剰な奴みたいになったじゃんよ」
「間違ってはないでしょ」
広睦くんはイーっと顔をしかめて気にしていない素振りで再び甘辛いたれのかかった唐揚げにかぶりついた。
かわいい。ほんっとかわいいなぁ。
私もチーズがたっぷりかかったところを避けて取り分けたサラダをつまむ。今日もこの後、食事が終わったら少し歩いて解散するのかな……。
名残惜しくてもう少し一緒にいたいと思う。だけど、この前『この後、私の家に来ないか』と誘っても微笑むだけだった。
彼なりに何か思うところがあるんだろう。無理に誘うのも気が引けるし、正直もう一度誘う勇気もない。なぜ断るの、って聞けたらいいんだけど今の曖昧な関係だから断るわけじゃないって言われると、辛いものがある。
このくらいにしておいた方がいい関係なのはわかっている。でも……。
綺麗な顔、男らしい筋の見える首元、すらりとした腕、私よりずっと広い肩幅。顎のライン、伏し目がちな目が妙に色っぽくて……綺麗な瞳……。
瞳……バチっと目が合ってヒヤリとするほど驚いた。私、何を考えて……。
ガツガツ食べているのに食べ方が綺麗でつい見とれてしまう。……綺麗だなぁ。食べ方だけじゃなく、所作も表情も瞳も指先まで。
「春美さんも食べなよ」
不意に声をかけられて見惚れていたことに気が付く。
「あっ、うん。いただこうかな」
「ふ、見過ぎじゃないですか。何、見とれてんの? 」
広睦くんにバレていてがっくりと肩を落とした。恥ずかしい。
広睦くんは、ん?と首を傾げた。
「本気で見とれてたんだ」
ゴホンと咳払いをして恥ずかしそうに目を逸らした。見とれてたなんて冗談だったらしくからかうつもりが自滅してる姿が可愛くて吹き出してしまった。
「あはは、そんなに照れなくていいでしょ」
「自意識過剰な奴みたいになったじゃんよ」
「間違ってはないでしょ」
広睦くんはイーっと顔をしかめて気にしていない素振りで再び甘辛いたれのかかった唐揚げにかぶりついた。
かわいい。ほんっとかわいいなぁ。
私もチーズがたっぷりかかったところを避けて取り分けたサラダをつまむ。今日もこの後、食事が終わったら少し歩いて解散するのかな……。
名残惜しくてもう少し一緒にいたいと思う。だけど、この前『この後、私の家に来ないか』と誘っても微笑むだけだった。
彼なりに何か思うところがあるんだろう。無理に誘うのも気が引けるし、正直もう一度誘う勇気もない。なぜ断るの、って聞けたらいいんだけど今の曖昧な関係だから断るわけじゃないって言われると、辛いものがある。
このくらいにしておいた方がいい関係なのはわかっている。でも……。
綺麗な顔、男らしい筋の見える首元、すらりとした腕、私よりずっと広い肩幅。顎のライン、伏し目がちな目が妙に色っぽくて……綺麗な瞳……。
瞳……バチっと目が合ってヒヤリとするほど驚いた。私、何を考えて……。