まだ青い彼
年齢差のある年下の相手を選んだのは私だ。
不安も込みで選んだんだからここから色々言われるのも想定内で覚悟を持って周りに報告をしていった。結論から言うと私の母親以外はわりと好意的に受け止めてくれた。母親も反対というより、心配してくれている。
友人たちの本音はわからないけど表向きはお祝いの言葉をもらい、結婚準備は少しづつ進めていく。
広睦くんの方は会社の人には驚かれたらしい。
上司には「野球選手も将来性のある若い奴は落ち着かせるために、さっさと結婚させるもんだ」とか何とか言われたらしくそこから野球をちょっと勉強しだしたりして向上心があってよろしい。
私たち二人は上手くやっていた。何より広睦くんが上機嫌で、私が不安になる要素が無かった。
思い返せば、初めから信用できる人だった。信用出来ないと一緒にいられない。根本的な安心感がなぜか広睦くんにはある。
若い底なしの体力で宣言通りてきぱき『詰めて』いってくれている。
私にべったりというわけでもなく大学時代の友達とも、それ以前の友達とも遊ぶし会社の同期と仕事帰りに食事をして帰る日もある。
入籍するまで一緒に住む予定も無いので、広睦くんが私の家に来ることが多い。親公認の“婚約者”になったので泊まることも多い。
「仕事さぁ、覚えること多いし、聞いた人によって答えがちがう時ない? あれどっち聞いたらいいんだよ」
それなりに仕事の愚痴も言ってる。
「……広睦くん、愚痴とか全く言わなかったのにね。あ、いいんだよ、責めてるんじゃなくて」
「俺が学生だった頃は、学生の俺が社会人に愚痴言っても、そっちからしたら大したことなくて子供っぽい愚痴で、甘えた子供だって思われるだけだろうなって」
「そんなことないよ、それぞれのしんどさってあるだろうし」
「ずっと楽しい話だけするようにしてた。俺との時間が楽しいと思ってもらえるように」
「あ……そっか」
気を使わせていたんだ……。
不安も込みで選んだんだからここから色々言われるのも想定内で覚悟を持って周りに報告をしていった。結論から言うと私の母親以外はわりと好意的に受け止めてくれた。母親も反対というより、心配してくれている。
友人たちの本音はわからないけど表向きはお祝いの言葉をもらい、結婚準備は少しづつ進めていく。
広睦くんの方は会社の人には驚かれたらしい。
上司には「野球選手も将来性のある若い奴は落ち着かせるために、さっさと結婚させるもんだ」とか何とか言われたらしくそこから野球をちょっと勉強しだしたりして向上心があってよろしい。
私たち二人は上手くやっていた。何より広睦くんが上機嫌で、私が不安になる要素が無かった。
思い返せば、初めから信用できる人だった。信用出来ないと一緒にいられない。根本的な安心感がなぜか広睦くんにはある。
若い底なしの体力で宣言通りてきぱき『詰めて』いってくれている。
私にべったりというわけでもなく大学時代の友達とも、それ以前の友達とも遊ぶし会社の同期と仕事帰りに食事をして帰る日もある。
入籍するまで一緒に住む予定も無いので、広睦くんが私の家に来ることが多い。親公認の“婚約者”になったので泊まることも多い。
「仕事さぁ、覚えること多いし、聞いた人によって答えがちがう時ない? あれどっち聞いたらいいんだよ」
それなりに仕事の愚痴も言ってる。
「……広睦くん、愚痴とか全く言わなかったのにね。あ、いいんだよ、責めてるんじゃなくて」
「俺が学生だった頃は、学生の俺が社会人に愚痴言っても、そっちからしたら大したことなくて子供っぽい愚痴で、甘えた子供だって思われるだけだろうなって」
「そんなことないよ、それぞれのしんどさってあるだろうし」
「ずっと楽しい話だけするようにしてた。俺との時間が楽しいと思ってもらえるように」
「あ……そっか」
気を使わせていたんだ……。