my memory love 〜あの時の約束〜
ーーー翌朝
ぜんっぜん、眠れなかったー…
「おはよう、泉ちゃん」
布団から起きた仁はにこっと微笑んでいる。
なんか最近になってから
仁は少しずつだけど笑うようになったなぁ。
「どしたの?」
「……あ、えっと、なんでもない!」
微笑む仁の笑顔に見惚れていたわたしは目を逸らして、リビングに入った。
「泉、どした?クマすごいけど」
なっちゃんが瞬時にわたしの寝不足に気づいてくれた。
「わたし、もう……ギブ」
チーンって感じで机にだらーんと横たわるわたし。
「泉ちゃんっ、わたし用事があるから今日はもう帰るね、楽しかった♡」
「そ、そうなんだ、気をつけてね!」
ごめんよ美沙ちゃん。
わたしは語尾に♡マークをつける元気なんてないんだ……
「俺も、買い出し行ってから帰るからもう帰るね」
仁が美沙ちゃんと一緒に玄関に向かっている。
必然的に一緒に帰るんだ…
なんだかちょっと胸がチクっとした。
「泉ちゃん」
「ん?」
「昨日の続きはまた今度ね」
仁がわたしにしか聞こえないように耳元で囁いた。
キャ……キャーーーーーー!!
な、なにいまの……少女漫画のセリフかなんか!?
ばいばーいと手を振る仁と美沙ちゃんに手を振って、リビングに戻った。